たねメモ

雑多な備忘録です

Photoshopでアンチエイリアス無効かつ塗りつぶしなしの図形を描く

画像分類タスク,特にセマンティックセグメンテーションのためにアノテーションをするとき,アンチエイリアスが有効な場合は想定していない色で塗られたピクセルが生じてしまいます.そのためアンチエイリアスを無効にしてアノテーションをしていますが,Photoshopの図形ツールを使用するときの設定に手間取ったので,解決策を記しておきます.

 

Photoshopを使用してアノテーションするとき,フリーハンドの場合はブラシツールではなく鉛筆ツールを使うことでアンチエイリアスを無効に設定して作業できます.

何らかの理由でフリーハンドではなく円や四角などの図形を描きたいとき,デフォルトの設定だとアンチエイリアスありの図形が作成されてしまいます.アンチエイリアスをオフに設定できるモードもありますが,その場合は図形の内側が塗りつぶされてしまいます.

 

図形ツールの[パス]を選択して図形を作成し,パスの境界線を鉛筆ツールで描画することによって上記の問題を解決できたので,以下に円を作成する場合の手順を記します.

 

1. 楕円形ツールを選択

 

2. 左上の[パス]を選択(デフォルトだと[シェイプ])
([シェイプ]だとアンチエイリアスを無効にできず,[ピクセル]だとアンチエイリアスを無効にできるが図形が塗りつぶされてしまう)

 

3. 円を描いたら,右クリックで表示されるツールバーの[パスの境界線を描く]を選択

 

4. [パスの境界線を描く]ウィンドウが表示されるので,[鉛筆ツール]を選択

 

5. 描けました
(線の太さや色は鉛筆ツール使用時の設定が反映されるので,事前に設定する)

 

(なぜ図形ツールの[ピクセル]で塗りつぶしなしに設定できないのだろう...)

もっと良い方法がある気がするので,もしご存知の方がいたら教えてください.喜びます.

 

おまけ
パスは移動ツール(ショートカットキー[V]のやつ)では動かせない.パスコンポーネント選択ツール(ショートカットキー[A])で位置を調整する.